地球にやさしい♪ダンボールコンポストの作り方 | 矢野工務店

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地球にやさしい♪ダンボールコンポストの作り方

2019.05.17

生活をしていれば、毎日のように出る生ゴミ。みなさんは、その生ゴミをどうしていらっしゃいますか? 市販のコンポストを使って自分で処理するという方法もありますが、庭に設置するタイプや高額なものはハードルが高く、なかなかむずかしいのが現実です。でも、ダンボール箱で簡単に作ることができて、ベランダにも置けるコンポストがあるとしたら、どうでしょう?今回は、生ごみの削減にもつながるダンボールコンポストの作り方をご紹介します。

 

1.ダンボールコンポストとは?

ダンボールコンポストとは、ダンボール箱を利用して生ごみ処理をする容器のことです。このダンボールの中に有機質土壌改良材と生ごみを入れ、微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥(たいひ)(肥料)を作るものです。

 

2.ダンボールコンポストのメリット

ダンボールコンポストは、電気を使わず、生ごみを入れてかき混ぜ、微生物の力だけで生ごみを分解処理するので、発酵剤などの薬品を使用しません。家庭で出る生ごみを原料とするため、ごみの減量にもつながります。ダンボールコンポストを使ってできあがった堆肥は、化学肥料を使わない安全な有機肥料として、ご自身の畑や家庭菜園などで使用することができます。

 

3.用意するもの(4人家族の世帯を目安)

■ダンボール(1個)

縦40センチメートル×横45センチメートル×高さ30センチメートル程度のみかん箱くらいのしっかりした大きさのもの。二重構造のものが丈夫で長持ちします。

■底敷用のダンボール(1枚)

箱の底を二重にして補強するため

■虫よけ用のフタとしてダンボール(1枚)

ダンボール箱の底面より少し大きめのものを用意し、加工してフタを作ります。

■ダンボール箱を乗せる台

箱の底の通気性を良くするため、ビールケースなどの網目の台。木片やブロックなどに金網を乗せて台を作成してもかまいません。

■資材:ピートモス(土壌改良材)

15リットル入りで500円程度。園芸店やホームセンターで購入できます。

■資材:くん炭(土壌改良資材)

15リットル入りで500円程度。園芸店やホームセンターで購入できます。

■ガムテープ

箱を作る際に使用する。通気性を良くするため、できれば紙製のガムテープの方がよい。

■木べら・シャベルまたはゴム手袋

箱の中身をかき混ぜるためのもの。先端がとがっていると箱を傷めやすいので、とがってないものをお勧めします。また、ゴム手袋を使用する場合は、魚の骨などの刺さりやすい生ごみを入れた際は刺さらないように注意してください。

■温度計

ダンボールコンポストは土中の温度の調整がうまく出来上がるかのポイントになります。温度計はなくても良いのですが、できればあった方が良いでしょう。(温度が15度以上になれば微生物が活発化し、生ごみが分解しやすくなります。50度位に上がる場合もあります。)

 

4.容器の作り方

①本体を作ります。ダンボールのすべてのカドを、内・外から通気性の良い紙製のガムテープで補強します。

 

 

 

 

 

②虫の侵入を防ぐために、ガムテープで底部の隙間を埋めます。

 

 

 

 

 

③底部の強度を上げるために、本体の内寸にあわせて切ったダンボールを敷き、二重にします。

 

 

 

 

 

④ふたを作ります。本体より少し大きめに作り、本体と同じく、すべてのカドを、紙のガムテープで補強します。

 

 

 

 

 

5.容器の置き場所

容器を設置します。設置場所は、日当たりの良い、気温が15度以上になる雨のかからない場所を選びます。また、通気性を良くするために、角材、ビールケースなどを台にして、地面から5センチメートル以上間隔を開けます。

 

6.容器の中身をセットします

容器の3分の2まで、「ピートモス15ℓ」と「くん炭10ℓ」を容器に敷きつめ(分量は「ピートモス」を3に対し、「くん炭」を2の割合)、よく混ぜます。

 

 

 

 

 

7.生ごみを入れます

生ごみの投入量は1日当たり500グラムから1キログラムを目安に、3ヵ月ほど投入します。生ごみは水切りをせずにそのまま投入できます。また、生ごみは小さく刻んで投入したほうが分解が早くなります。

生ごみは箱の中央を混ぜるのがコツ。外側が乾燥していれば、虫の侵入を防げます。

 

 

 

 

 

虫除けのため、フタをかぶせます。

8.毎日行うこと

生ゴミを入れたら、木べらやゴム手袋などでよくかき混ぜ空気を入れます。空気を入れることで、ゴミを分解する微生物の活動が活発になり、虫の発生も抑えます。また、防臭、防虫、保温のため、必ずフタをかぶせましょう。

 

9.使用(生ごみを投入できる)期間の目安は約3ヶ月です

一箱につき、うまく管理できれば3ヶ月くらいで30~40キログラムの生ゴミが処理できます。箱が湿り気でふくらんできたら、1~2日生ごみを入れるのをやめるか、資材を加えるなど工夫してください。資材がべたついてきたり、塊が多くなってサラサラでない状態の「ダマ」になったら終了です。新たな生ゴミの投入をやめて、1~2週間ときどきかき混ぜます。その後、土と混ぜ、さらに1~2ヶ月置きます。(半年くらい寝かせるのがベスト)

 

10.入れないほうがよい生ごみ

  • 塩分を多く含むもの(塩鮭、塩辛、漬物、ぬか漬の床など)
  • とうもろこしのしん、ぶどうや梅干などの種
  • 鶏の骨
  • カニの殻
  • 砕いていない貝殻
  • 防腐剤を塗布してあるレモンやみかんなどの皮
  • たけのこの皮やたまねぎの外皮(分解に時間がかかるため)

※基本的に硬いもの、繊維質が多い物、同じ種類のものなどは多量に投入しないほうが良いでしょう。
※もちろん輪ゴムやプラスチック類などの生ごみ以外が入っていたら取り出します。

 

★ポイント

  • 必ず毎日かき混ぜ、空気を入れること(生ごみを入れない日もかき混ぜます)
  • 虫などの侵入を防ぐため、なるべくフタをぴったりにすること
  • 生ごみが多かったり、よくかき混ぜないと水分の多いかたまりができて悪臭が出る場合があります。
  • 防腐剤の使われていない柑橘類の皮やコーヒーかす(少量)で多少臭いが和らぎます。

堆肥として使用するには

【堆肥の目分け方】

最初の投入から2~3ヵ月過ぎると、

・中身が黒っぽくなる

・資材がもっちりとなる

・生ごみを投入しても温度が上がらない(分解が遅い)

・アンモニア臭がする

以上のような状態なら、生ごみの投入をやめて熟成させます。

【堆肥にするには】

・ダンボールの中で、1ヵ月程度ねかせます。未分解が多い場合は、週1回程度水分を加えて混ぜます。

・乾燥したら出来上がりです。畑・花壇には坪当たり約4kg、鉢やプランターには20%程度混ぜて使ってください。

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